【悪夢ちゃん】第4話感想と視聴率「邪夢」
副題「邪夢」
新聞ラテ「笑顔やめます。生徒達の反撃!混乱学級」
第4話の視聴率は、前回の12.9%より下がって、10.4%(関東地区)でした。
第4話は、日本シリーズ第6戦中継延長により55分繰り下げられて、始まりました。
この試合、平均視聴率は23.3%(関東)で、巨人が勝って、日本一になりました。
『悪夢ちゃん』、今回も「自由」と「嘘」について、哲学的で面白かったですが、最後のブログの真犯人にびっくり!(汗)
まさか、彩未自身が書いてたの?
予告編で、二重人格とか言ってましたが・・・
確かに、二重人格なら「死ね」というのも納得できます(^^;)
相手の人格に死んでもらって、自分一人の体にしたいのかも?
でも、そうすると向こうの人格だけ、こちらの存在に気づいているわけで、向こうが元の人格?
まさかの方向に転がって、来週がとても待ち遠しいです♪(^^)
(次の回で二重人格ではなく、夢中遊行と分かりました・・・11/12(月)追加)
今回の結衣子(木村真那月)の夢は、誰も死ななくて、微妙に怖い夢(^^)
そして、結衣子の夢にも夢王子が登場しました。
彩未(北川景子)と結衣子、夢で共鳴しあっているのでしょうか?
とにかく、彩未と結衣子、似た力を持っていそうですね♪
彩未のクラスの生徒・綾乃(白本彩奈)が、志岐(GACKT)にキスされたと嘘をついて、ロリコン疑惑。
綾乃の母、娘が変な男に酷い目にあったかもしれないというのを、あんなに沢山の父兄を集めて堂々と追及するなんて(汗)
娘が恥ずかしいかもと、普通は思いそうな気がするのですが(汗)
志岐、ちゃんとパソコンのカメラでその時の映像を撮っていて、その疑惑を晴らしました。
抜け目なくて、さすがですね♪
母親にだけ、その時の相談内容の映像を見せました。
まるで夢によるカウンセリングみたいだと、琴葉 (優香)も感心しました。
琴葉も志岐に惚れるかも?(嘘)(^^;)
それにしても、生徒に、先生の恋人か聞かれて、「召使い」と答えるとは(^^;)
てっきり、「執事」と答えるかと思いました(^^;)
最後に、今日は泊まっていっていいと、彩未は志岐に言ったので、ついに、一線を越えたラブラブな関係に?(^^)
翌朝、例のブログが更新されていて、また彩未の中傷で、彩未は憤慨。
でも、その犯人を志岐は知っていると。
志岐のPCに、PCを打つ彩未の姿が映っていました。
まさか、彩未自身だとは思いませんでしたが、それなら確かに、彩未の事に詳しくても不思議じゃないし、納得です。
施設育ちで何不自由なく暮らしてきたと、第2話で言ったので、本当は、酷い仕打ちにあって、それから逃げるために、別の人格を作り出してしまったのかも?
なんて、いろいろと妄想が膨らんでしまいました(^^;)
最初に戻ります。
冒頭、自由について、深い議論がありました。
これが小学生の授業とは(^^;)
彩未「自由とは何ですか?」
綾乃「周りに流されず、自分の考えで判断し、行動する事です」
彩未「なぜそう思いますか?」
綾乃「そう習ったからです」
彩未「では、周りに流されず、自分の考えで今日は学校を休みたいと思い、そのように行動する事は自由ですか?」
綾乃「それは自由ではありません。
自由の意味を、はき違えてます。
それは自分勝手です」
彩未「それは不登校です。不登校を全て自分勝手だと言ってもいいのですか?
その人の抱える悩みや取り巻く環境などを考えず、それは自分勝手だ、自由の意味をはき違えていると、そのように発言する事はあなたの自由ですか?
それとも、自分勝手ですか?」
綾乃「そこまでは分かりません」
彩未「そこまでは分からない。自分の事なのに分からない。
それが自由なのか、自分勝手なのかさえ分からない。
分からなくてもいいのです。そう思う事が自由なのです。
学校で教わる事の“自由”とはむしろ、分かる事ではなく、自分の中に分からないと思う事を増やす事です。
先生が何を言おうと、そう簡単に分かった気にならないで下さい」
いやはや、本当に深い話でした(^^;)
とにかく、彩未先生が急にブログの内容を全て認めて、笑わなくなってしまったので、生徒達は、戸惑いました。
そして、ブログの内容が本当か確かめようと、綾乃が言いだし、女生徒数人で、彩未の家に家庭訪問に行く事に。
結衣子も誘われて、一緒に行きました。
彩未はまだ帰っていませんでしたが、志岐が来ました。
綾乃「先生の恋人ですか?」
志岐「僕はただの召使いさ。さあ、どうぞ」と言って、合鍵でドアを開け、皆を中に入れました。
彼は、ホットケーキを作ってあげたり、飲み物を出したりして、歓待♪
そして、大学で夢の研究をしているとか、夢の話もしました。
綾乃は、志岐に惹かれました。
翌日、綾乃が一人で、彩未宅を訪れ、志岐と2人きりに。
夢の相談をして、綾乃が眠った時に夢を録画して、夢札を見ました。
「獏」の新しいピロー型のヘッドホンを試すために、実験に使ったようです。
翌日、綾乃は学校で、彩未の家に行って、志岐に口にキスされたと嘘をつきました。
綾乃の母はその嘘を信じて、怒って、父兄達を集め、説明を求めると・・・
何もなかった証拠を見せろと言われて、彩未達が困っていたら、志岐本人が来て、PCで綾乃の映像を見せ、これが証拠だと・・・
音声はお母さんだけの方がいいと・・・
内容を皆に見せない気遣い、良かったです。
綾乃は、小学校受験に失敗し、それ以来、できのいい弟といつも比較されて、自分は愛されていないと悩んでしたのでした。
母親は真相を信じ切れず、これは作ったものだと・・・
でも、琴葉は「夢を使ったカウンセリングみたい。私も信憑性があると思います」と援護しました。
志岐「お嬢さんは、お母さんへのフラストレーションから武戸井先生をスケープゴードにした。
不安という外敵から身を守るために。
お嬢さんの嘘は、お嬢さんの心をむしばむ毒なんです。
だから吐かずにはいられなかった」
この件で、彩未は志岐を見直したようです。
生徒達は、最初は綾乃を信じて、先生が分からなくて怖いので、授業を受けたくないとボイコットしました。
でも、4人だけ残りました。
それは、結衣子と、これまでの3話で問題を解決した生徒たち。
でも、すぐに、綾乃が嘘をついていた事が分かったので、綾乃は学校に来なくなり、皆、彩未に謝り、授業を受けました。
すぐに、誤解が解けて、ボイコットが中止されて良かったです。
結衣子は、また綾乃の夢を見ました。
綾乃が給食のビーフシチューに毒を入れて、それを食べた皆が倒れてしまうと・・・
綾乃は、母からいつまでも逃げるなと言われて、登校しました。
予想では、綾乃は皆にいじめられ、仕返しに毒を入れるのだろうと。
予想通り、綾乃は授業中、皆から「嘘つき」とかいろいろ中傷するメモを沢山回されてしまいまいした。
それに対する彩未の対応の仕方、スマートで素敵でした♪
彩未が淡々と宮沢賢治の「雪わたり」を読んでいる間に、いじめのメモが綾乃に集まりました。
彩未はそれらのメモを握り潰し、そして、母からの手紙を綾乃に渡しました。
彩未「いざという時のお守りだと思って下さい。いえ、解毒剤です」
そう綾乃の母に頼んで書いて貰ってあったのでした。
綾乃の母の手紙の内容は、後でコメント欄に書きます。
それを読んで、綾乃は皆の悪意から解毒されたようです。
給食のビーフシチューに毒は入っていませんでした。
その前、彩未は、宮沢賢治の「雪わたり」の独自の解釈の話をしました。
四郎達がキツネの作ったキビ団子を悪い物と思わず食べたのは、紺太郎を信じたからではなく、その場の空気を読んだからだ。
空気を読む事は世の中を生き抜く術として大事な事だけれど、いくら空気を読んでも、あの場合、キツネの作ったキビ団子を食べるべきではなかったと思う。
おなかを壊す確率は、かなり高かった。
彩未「それでも皆さんなら食べますか?
それでもそこまで考えて『私は食べる』というのなら、それはあなたの自由です」
皆は毒を入れられる悪夢は知らないので迷いはなかったと思いますが、彩未も結衣子も給食のビーフシュー食べました(^^)
無事で良かったです♪(^^)
このドラマ、小物の使い方もさすがです♪(^^)
次回は、鈴木福君、登場♪
ブログと彩未の真相、楽しみです♪(^^)
【視聴率推移とレビューリンク】 (関東地区)
[第1話]13.6% [第2話]10.7% [第3話]12.9% [第4話]10.4%
【第4話あらすじ】 (Yahoo TVより)
裏の顔を隠すことをやめて無理に笑わなくなった彩未(北川景子)に、周囲の教師や生徒たちは驚く。彩未のクラスの生徒・綾乃(白本彩奈)は、彩未が本当はどんな人間なのか確かめるために彩未の家まで行こうとクラスの女子数人に声をかける。そんな中、口から真っ赤なジャムを吐き出す綾乃にキスをしようと迫られ、夢王子に助けられるという奇妙な夢を見た結衣子(木村真那月)。結衣子は、彩未の家に行くという綾乃たちについていく。彼女たちを迎えたのは、志岐(GACKT)だった。志岐の妖しい魅力に惹かれていく綾乃。数日後、学校で綾乃の一言で、学校中が大騒ぎになり、彩未が窮地にたたされてしまう・・・。
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彩未が綾乃に渡した母からの手紙の内容、字数制限で、本文中に書けないので、こちらに書きます。
「綾乃へ
お母さんは、いつも綾乃の事が心配でなりません。
なぜなら、綾乃はお母さんにそっくりだからです。
とても意地っ張りで、見栄っ張りのくせに、要領が悪くて、成績も悪い。
皆、昔のお母さんにそっくりです。
だから、あなたをつい、きつく叱ってしまいます。
でもね、これだけは信じて下さい。
お母さんは、いつも綾乃の味方です。
綾乃が世界中の人から嫌われても、お母さんだけは味方です。綾乃を絶対に守ります。
だから、勇気を出して、学校で頑張って下さい。
そして、元気に必ず、私の所へ帰って来て下さい。 母より」
投稿: ショコラ | 2012年11月 4日 (日) 23時23分
授業中に彩未が読んだ宮沢賢治の「雪わたり」の中盤以降を書きます。
かわいらしいキツネの女の子がキビ団子を乗せたお皿を2つ持ってきました。なぜって、たった今、大右衛門と清作との悪い物を知らないで食べたのを見ているのですから。
それにキツネの学校生徒が皆、こっちを向いて「食うだろうか。ねえ、食うだろうか」なんて、ヒソヒソ話し合っているのです。
かん子は恥ずかしくてお皿を手に持ったまま、真っ赤になってしまいました。
すると、四郎が決心して言いました。
「ねえ、食べよう。お食べよ。僕は紺三郎さんが僕らをだますなんて思えないよ」
昼はカンカン日の光。
夜はツンツン月明かり。
たとえ体がちぎれても、キツネの生徒はそねまない。
キックキックトントン、キックキックトントン。
それを朗読後、皆に言った彩未の長いセリフです。
「文部省がなんと言おうと、先生はこの宮沢賢治の『雪わたり』に出てくる四郎とかん子がキツネの学校に行って、キツネのこしらえたキビ団子を悪い物を思わず食べたのは、キツネの紺太郎を信じたからではなく、その場の空気を読んだからだと思っています。
その結果、キツネの生徒達は感動し、これからも人に嘘をつかず、人をそねまない大人になろうと誓いました。
だけど先生はそれを信じる事はできません。
だから、先生もその場の空気を読ませるために皆に信じてもらおうとか、尊敬されようとは思いません。
学校は一人一人が他の人間に囲まれて生きている場所です。
その場の空気を読む事も大事な能力です。
世の中を生き抜く術としては大事な事です。
しかし、いくら空気を読んだからといっても、キツネのこしらえたキビ団子を食べるべきではなかったと先生は思います。
おなかを壊す確率はかなり高かった。
それでも、皆さんなら食べますか?
それでも、そこまで考えて『私は食べる』というのなら、それはあなたの自由です」
投稿: ショコラ | 2012年11月 5日 (月) 00時22分