【信長のシェフ】最終回(第9話)感想と視聴率
副題「運命の料理対決!平成に帰れるのか!?」
新聞ラテ「タイムスリップ衝撃の結末!!さらば信長・・・いざ平成へ」
最終回の視聴率は、前回の10.3%より上がって、11.0%でした。
全話の平均視聴率は、10.8%でした。
『特命係長』シリーズの前作の『匿名探偵』の平均視聴率は、10.5%でしたので、それより良かったです♪(^^)
同枠の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の平均は5.9%、『都市伝説の女』の平均は9.7%、『13歳のハローワーク』は8.3%でしたので、『信長のシェフ』は、同枠で久々のヒットでしょう♪
ぜひ、続編、お願いします♪(^^)
ケンと瑤子の料理対決は、引き分けでした♪
私だったら、ケンがその場で作ってくれた温かいクレープシュゼットの方が食べたいです♪(^^)
信長は、最初から引き分け狙いだったよう。
さすがです♪(^^)
ケン、やはり平成に戻らなくて、続編できそうな終わり方でしたね♪
良かったです♪(^^)
納得の最終回でした♪
それにしても、平成に戻ったかと思った瑤子、戦国の街中を歩いていましたね。
結局、光秀が教えてくれた黄泉の祠(ほこら)、平成と繋がっていたのではなくて、同じ時間の別の場所に瞬間移動しただけではないでしょうか?(汗)
石山本願寺との料理対決を前に、光秀がケンに平成への帰り方を教えてくれました。
それは、京の人見山にある黄泉の祠にある言い伝え。
草木萌動 雨水の末候。
日の光見えず 闇夜の如くなりだし晩
神隠しの子あり 座敷童の如く現れる子あり。
光秀「日食が起きた晩、子供がいなくなったり、現れたりするって事だ。
おぬしの言うタイムスリップとやらと関係しとるんではと思ってな。
今の時代と平成を結ぶ道がそこにはあるのかもしれん。
宣明歴によると、日食は7日後。御前試合の日じゃ。
あくまでも言い伝えじゃ。
しかし、もしそれが真実だとしたら、おぬしと瑤子、おまえ達は、この時代に生きるべき人間ではない。
御前試合など放っておいて、瑤子という女と共に、平成に帰れ」
ケンは本気にしませんでしたが、傍で立ち聞きしていた夏がその祠を調べに行きました。
そして、料理対決の後、平成に戻るよう、ケンに言い、信長にケンに暇をくださいと事情を話して頼んでくれました。
信長は、自分も行くから夏に案内するよう言い、料理対決の後、ケンの元に来た瑤子と、4人で黄泉の祠に向かいました。
近くまで来て、顕如の僧兵達に襲われ、織田兵も来て、斬り合いに。
信長「残念じゃ。わしもその平成とやらに行ってみたかったわ」と、ケンに微笑み、行けと促しました。
ケンと瑤子だけが祠の階段を上りました。
闇夜の中で祠が光り輝き、タイムスリップしそうな雰囲気でした。
祠の目前で、ケンは繋いできた瑤子の手を放しました。
ケン「瑤子、君は平成に帰るんだ」
瑤子「賢一郎、あなたは?」
ケン「ここに残る。残りたいんだ」
瑤子「そう・・・」
ケン「ごめん」
瑤子「私には止める資格も責める資格もないから」
ケン「無事に帰って、幸せになってほしい」
瑤子、頷き、一人で祠に入って行きました。
これで平成に戻れたかと思ったのですが・・・
後で、この時代らしい街中を同じ格好で歩いていました。
結局、変わったのは、瑤子が顕如の元から離れたというだけですね。
今度はどうやって生きていくのか、瑤子の今後が気になります。
翌朝、戻ってきたケンを見て、夏は驚き、抱き着いて喜びました♪
後で、光秀がケンに言いました。
光秀「なぜまだここにいる? 人の好意を無にしおって」
ケン「ごめんなさい」
光秀「わしがなぜおぬしを平成に帰らせたかったか分かるか?
おぬしはきっと、わしの企みの邪魔になる・・・そう思ったからじゃ」
ケン「企み?」
光秀「フフフ・・・戯言じゃ。本気にするな。わしはお館様の忠実な家来じゃ。じゃあな」
ケンと別れた後、
光秀(独り言)「お館様は、あいつばかり可愛がる。気に食わんなあ。あいつもお館様も」
これは、将来、光秀が信長を裏切る口実の一つになったみたいでしたね。
本能寺の変は、ケンへの嫉妬から??(^^;)
続編は、ぜひ本能寺の変までやってほしいものです♪
評判いいし、この終わり方だと、きっと続編、やりますよね?
期待しています♪(^^)
さて、今回の中心だった石山本願寺と織田家の和解条件を決める御前料理対決。
これ、話がちゃんとうまく理由づけがされていて、なるほどと感心しました。
とても素晴らしかったです♪(^^)
まず料理対決は、菓子と決まりました。
当日、御所に持ち込めるのは、3本の竹筒に入る物のみ。
そして、将軍・足利義昭がいくつかの水菓子(果物)を用意するとの事。
これは、きっと時節柄、蜜柑、栗、柿だろうと、ケンは予想し、当たりました。
それより、持ちこめる材料が竹筒に入る物のみで、ケンは何を作ろうか迷いました。
「季節のフルーツタルト」を作る事に決めて、前日、作って信長に出してみて、好感触♪
用意は万全のつもりでした。
御前料理対決、当日になりました。
まず、勝った時のそれぞれの条件を、将軍・義昭が読み上げました。
織田家が勝利した場合、石山本願寺は寺領の半分を織田方に明け渡す事。
石山本願寺が勝利した場合、織田方は向こう10年間、石山本願寺に対し、何事も起こさず、幕府にも口出しせぬ事。故に、京に置いた家臣は退去する事。
この菓子勝負に負けた方が勝った方の和睦案を受け入れる。
秀吉(独言)「負ければ、幕府と京を手放せと?
これは織田家にとって、死活問題じゃ・・・」
義昭(心の中)<いくらケンが腕達者とはいえ、瑤子は専門の菓子職人。それには勝てるまい。帝の前で、信長共々、恥をかくといいわ>
帝は、森本レオさんでした♪
瑤子は、負けると捨てると顕如に言われ、捨てられたら生きていけないだろうと。
ケンは、負けると斬ると、信長に言われました。
でも、秀吉は負けたらお館様は死ぬつもりだと(汗)
どちらも大きなプレシャーを受けての対決でした(汗)
ケンはタルトを作るつもりで、小麦粉やバター、琉球焼酎などの材料を準備してきました。
でも、瑤子は既にタルトレットを作ってきて、タルトレットのフィリングも作ってきました。
カスタードクリームとマロンペーストです。
口金付きの絞り袋も持ってきて、勿論、この時代にない物です。
すぐに、出来上がってしまいました(汗)
帝が食べた感想も「これはなんとも いとうまし」と好感触♪
確かに、竹筒に入る物を持ってこいというだけなので、この場で一から作らなくてもいいわけで、瑤子の作戦は完璧でした。
ケンは驚いて、自分のミスを認め、同じタルトだと既に、時間で負けているので、持って来た材料で手早くできる物がないか、その場でメニューを考えました。
そして、クレープシュゼットを作る事に。
目の前で、クレープを数枚焼きました。
折しも、丁度、日食が始まり、暗くなりました。
光秀の言った通りです。
それをうまく利用して、蜜柑の皮を細長く切って焼き、炎で見た目も帝を楽しませました♪
石山本願寺の方は坊官・石間が毒見をしたので、織田方は秀吉が毒見をしました。
秀吉「なんとも芳醇な香り・・・
温かな甘みが体内に染み渡っていく・・・正に佳絶なり」
佳絶とは、この上なく良い事。すばらしい事。絶佳(goo辞書より)
「毒見」とは名ばかりで、どちらも料理を褒めて、帝に売り込む助っ人みたいです(^^)
義昭も毒見したかったと悔しがりました(笑)
顕如(心の中)<温かな菓子。この寒さを逆手に取ったか>と悔しそう。
帝(食べ)「今生、味おうた事のない美味~
そこな料理人、そなたの菓子は朕に至高な時を与えてくれた。見事である」
ケン「ありがとうございます」
帝「裁定を下す。この勝負、双方、甲乙つけがたし。
よって、両者、引き分けの上、条件なしで、即時、停戦すべし」
義昭「引き分け?!」
顕如「即時停戦?!」
信長、ニヤリとほくそ笑む。
顕如(心の中)<そうか。そういう事か>
後で、石間に言いました。
顕如「帝は我々からも信長からも多大な援助を受けている。どちら側にもつきたくない筈。
信長は、第三者には勝ち負けがはっきりとしない料理という方法で、帝の心を引き分けに導いたのだ。
あのケンという料理人なら、明らかな負けにはならぬと踏まえた上でな。
舐めた真似をしてくれるわ、信長め」
石間「では、手筈通りに・・・」
顕如「瑤子、先の世などは、どうとでも変わるものですよ」
でも、そこにはもう瑤子はいませんでした。
顕如が既に、「もうおまえには用はない。どことでも行ってしまえ」と捨てたので(汗)
これは、リアリティーのある納得できる勝負でしたね。
材料しか持って来なかったケンに対して、既に、半分以上の完成品を持ちこんだ瑤子、素晴らしかったです。
ケン、その上を行って、五感で楽しめる温かい料理をその場で作って、これも素晴らしかったです♪
それ以上に、この料理対決の意図するところが、帝のそういう気持ちを信長が利用したとは・・・
これが一番、素晴らしかったです♪
その後に、信長達を襲わせるという、いかにも卑怯で顕如がやりそうな事で、納得(^^;)
それが信長も一緒に、黄泉の祠に向かった時の事で・・・
信長も一緒に平成に行って欲しかったのに、残念です。
でも、どうやら、あの祠は平成には繋がっていなかった様子。
瑤子、ちょっと気の毒でした。
このドラマ、予想外に、とても面白かったです♪(^^)
この時間のドラマのレビュー、今まで書いた事がなかったのに、完走してしまいました。
先週、WBCで最終回が延期になった事も書きました(^^)
ミッチーの信長、服装がいろいろ変わり、派手で素敵で、ミッチーにピッタリでした♪
信長の最大の敵が石山本願寺の顕如というのは、ドラマでは珍しかったみたいで、良かったです♪
猿之助さんの顕如役も魅力的な悪役で、卑猥で素敵でした♪
料理と歴史をうまく結び付けて、料理勝負に負けると死という緊張感もありました。
史実を変えずにドラマチックに構成され、歴史の勉強にもなったと思います。
夏役の志田未来さん、可愛くて、楓役の芦名星さん、カッコ良かったです♪
将軍・足利義昭(正名僕蔵)と、元料理頭の井上(きたろう)、小物っぽいけれど、憎めなくて、いいキャラでした♪
そして何より、ケン役の玉森裕太君が誠実そうに見えて、良かったです♪
息が白くて寒そうなシーンが沢山ありましたが、寒い中のロケ、ご苦労さまでした。
続編を期待します♪(^^)
【視聴率推移とレビューリンク】 (視聴率は関東地区)
[第1話]11.6% [第2話]9.9% [第3話]10.1% [第4話]11.3%
[第5話]10.9% [第6話]10.7% [第7話]11.8% [第8話]10.3%
[最終話]?
全話、レビューあります。第2話~6話は、第8話から飛んで下さい。
WBC台湾戦執念の勝利&「信長のシェフ」最終回来週へ延期(2013.3.8)
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