【八重の桜】第37回感想と視聴率&会津旅行「過激な転校生」
「過激な転校生」
先日、会津へ旅行に行きました。
鶴ヶ城城内や大河ドラマ館などで、八重の事も多く紹介されていました。
でも、八重の夫は新島襄氏の事ばかりで、尚之助さんの事は殆どありませんでした(汗)
会津武家屋敷(西郷頼母の屋敷)も公開されていて、女性達が自決した部屋も見る事ができました。
結構、狭い部屋で驚きました。
大河ドラマ館で、スペンサー銃のおもちゃを撃つ事ができました。
重くてびっくりでしたが、楽しかったです♪
私は的に当たりましたが、夫は当たりませんでした(^^)
9月の平日だというのに、鶴ヶ城はとても混んでいましたが、御薬園はガラガラでした(汗)
御薬園でも城の庭の見えるシーンを撮影したりしたそうですが(^^;)
お土産、いつも殆ど買わないですが、今回は、「木製のゴム鉄砲」とか、「またたび甘納豆」やお菓子「八重の桜物語」など、自分の物、いろいろ買いました♪
第37回視聴率は、前回の15.4%より少し下がって、15.0%でした。
「ジョー」と「八重さん」じゃ、対等じゃないですね(^^;)
「ジョー」と呼び捨てにさせるなら、「八重」と自分も呼び捨てにするのが普通では?
でも、「八重さん」が似合っています(^^;)
襄はベッドを購入。八重はベッドに驚き、その寝心地の良さ、気に入りました。
「良い物は良い」
私もベッド好きですが、部屋が狭くなるので、布団です(^^;)
熊本バンド、なんて嫌な集団でしょう。
熊本洋学校でアメリカ人教師に感化されて集団でキリスト教に入信した彼らは、迫害を受け、国を追われ、熊本洋学校は閉鎖されてしまいました。
襄は、そのアメリカ人教師から連絡を受けて、受け入れるかどうか迷いました。
覚馬は、彼らの信心深さが近所の反感を余計にかうかもしれないと反対しました。
でも、襄は彼らの転校を受け入れてしまいました。
金森(柄本時生)が飲まず食わずで、先に襄の所に直訴に来た事も心を揺れ動かした大きな要素でしょう。
だけど、キリスト教で迫害を受けているとなったら、宣教師の襄は受け入れたいでしょうね(^^;)
でも、これが襄と同志社英学校の苦しみの始まりでした(汗)
彼らは、学力は高いものの、身一つでボロボロの身なりで来て、とても授業料、払えると思えませんが、言いたい放題で、やりたい放題。
嫌気がさした従来の生徒が辞めてしまいました(汗)
それでも彼らは、「落ちこぼれは去って当然たい」と・・・
襄は自分を責めて、眠れない日が続きました。
熊本バンドは、更に、学校が自分達の思い通りにならないと、同志舎英学校改革要求を提出しました。
<熊本バンドの同志舎英学校改革要求>
我々生徒有志は、以下の改革を要求する
1.生徒の能力を甲乙に分け、甲を上級科、乙を普通科の2つに分ける
2.授業内容見直しを早急に行う
3.寮内では、禁酒禁煙、門限を定め、罰則を設ける
4.成績不振、進歩なき者は退学とする
5.新島襄氏を学校長から解任し、西洋人宣教師を新たに学校長とする
上記が認められん場合、我々は本校を退学する。
小崎「以上、ご検討お願い致します」
(1)~(3)はまだしも、(4)、(5)はとんでもないですね。
成績不振者は退学とするとか、新島襄氏を学校長から解任しろとか、
「あなた達、何様?」という感じでした(^^;)
襄は、怒らずに答えました。
「分かりました。
授業の見直しは早急にしなくてはならないと思っています。
しかし、成績を理由にした退学は認められません」
「何でです? 不埒者や成績不振の者は、秀でた者の妨げになるとです」
金森「学校は、学問ば、追及する所ではなかとですか?」
襄「私が目指す学校は、学問を教えるだけではなく、心を育てる学校です。
私は日本のために奉仕する事のできる国を愛する人間を育てたくて、この学校を作りました。
国とは国家の事ではありません。国とは、People、人々の事です。
国を愛する心とは、自分を愛するように目の前にいる他者を愛する事だと私は信じています。
『自分自身を愛するように、汝の隣人を愛せよ』と型通りでなくてもいい。
歩みが遅くてもいい。気骨ある者も大いに結構。良いものは良い。
しかし、己のために他者を排除する者は私は断固として許さない。
我が同志社は、いかなる生徒も決してやめさせません。
それにはあなた達も含まれています。
その信念がある限り、私がやめる事もありません。
どうか互いを裁く事なく、共に学んでいきましょう」
襄、最後の方は泣きながら言いました。
金森「ここまでの事をして、そういう訳にはいかんとです。
我々はやめさせていただきます」
熊本バンド、出て行こうとする。
八重「一緒に作っていきませんか?
ここはあなた達の学校です。先生任せにしないで、自分達で変えていけばいい。
どうか力を貸してくなんしょ」
「女子がそぎゃんこつば・・・」
熊本バンド、猪一郎(中村蒼)以外、皆、去りました。
残った猪一郎は、八重と佐久が作った皆の着物を受け取り、皆の所へ持って行きました。
新聞記者になりたいと言った猪一郎だけは、普通でいい子でした♪
やはり信心深い子とか、激しい迫害を受けてきた子は重すぎて、大変かも?(汗)
彼らは、家族や親戚から酷い迫害を受けた人もいました。
金森は、座敷牢に入れられて母が聖書を焼いて自分も死ぬと火をつけたり・・・
海老名も小崎もそういう迫害を受けてきたとの事。
だから、もう帰る場所はないので、この学校をもっと良か学校にしたいと思っていました。
その思いが強すぎての改革要求でしょう。
教師任せにするなという八重のセリフはちょっと・・・(^^;)
彼らも良い学校にしようと思っての行動で、ただ、それが自分本位で他者を蹴落とす案でした(汗)
襄の言葉は良かったです♪
泣いた襄を男の癖に情けないと、彼らは批判しました。
でも、猪一郎だけ違いました。
猪一郎「俺は格好つけんと生徒のために涙流せる先生ば、男らしかって思った」
猪一郎、八重の作ってくれた着物を着て、「温か・・・」と喜ぶ♪
猪一郎、最初は八重の事を「鵺(ぬえ)」と呼び、貶しましたが、八重と心を通わせて、いい子でした。
他の生徒も彼のように、一人一人、尽くしてあげないとダメかな?(汗)
八重は、朝、学校に行き、開き直って
「おはようございます。新島ぬえでございます」と、生徒達に挨拶しました。
「ぬえ」と「やえ」、1字違いですね(^^;)
鵺(ぬえ)とは、頭や体が全て違う動物という妖怪と説明が出ました。
鵺は、『平家物語』などに登場する怪物であり、その姿顔は猿に似て、胴は狸、足は虎、尻尾が蛇で、トラツグミのような不気味な声で鳴くみたいです。(ニコニコ百科より)
八重、着物なのに、靴を履いたり、帽子を被っていたからでしょう(汗)
彼らが協調性を持ってくれるでしょうか?
同じ年、明治9年(1876年)3月、政府は廃刀令を発布。
武士としての誇りを奪われた士族達の怒りは爆発寸前になりました。
そして、同10月、士族による政府への反乱が立て続けに起こりました。
10月24日、熊本で、神風連の乱。
10月27日、福岡で、秋月の乱。
10月28日、山口で、萩の乱。
政府軍に敗れた彼らは、西郷のいる薩摩へ流れて行きました。
次回は、「西南戦争」です。
会津の戦から10年。日本最後の内戦といわれる西南戦争で、西郷の死ですね。
注目しています。
【第37回あらすじ】 (Yahooテレビより)
襄(オダギリジョー)は八重(綾瀬はるか)との寝室にベッドを取り寄せた。初めてベッドを見て不審がる八重は、襄に勧められるがままに横たわると、寝心地の良さに感動。翌朝、熟睡から覚めた八重は「良いものは良い」とベッドについて言った襄の言葉に納得する。ある日、英学校に、熊本洋学校でキリスト教に入信した生徒たちが迫害され、受け入れてほしいとの要請がくる。覚馬(西島秀俊)は、さらに反感を買うと襄に忠告する。だが、いきなり訪ねて来た金森(柄本時生)に救ってくれと頼まれた襄は、快く入学を受け入れる。しかし、後に熊本バンドと呼ばれることになる彼らは、襄や八重に一向に心を開こうとせず、校内では問題行動を繰り返す。八重は苦悩して心が折れそうな襄に、彼らの良い面だけ見るよう諭すのだった。
【視聴率推移】 (視聴率は関東地区)
[第1回]21.4% [第2回]18.8% [第3回]18.1% [第4回]18.2%
[第5回]18.1% [第6回]15.3% [第7回]17.5% [第8回]15.6%
[第9回]15.1% [第10回]12.6% [第11回]14.3% [第12回]13.9%
[第13回]14.3% [第14回]11.7% [第15回]14.2% [第16回]13.8%
[第17回]13.7% [第18回]15.7% [第19回]15.0% [第20回]13.7%
[第21回]14.1% [第22回]13.3% [第23回]15.0% [第24回]14.8%
[第25回]12.9% [第26回]14.0% [第27回]12.9% [第28回]16.1%
[第29回]14.5% [第30回]12.6% [第31回]15.4% [第32回]13.9%
[第33回]15.9% [第34回]13.4% [第35回]14.2% [第36回]15.4%
[第37回]15.0%
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襄(オダギリジョー)は八重(綾瀬はるか)との寝室にベッドを取り寄せた。
初めてのベッドを見ていぶかしむ八重は、襄に薦められるがままに横たわると、寝心地の
良さに感動する。
翌朝、熟睡から目覚めた八重は「良いものは良い」とベッドの機能性に納得する。
そんなある日、英学校に熊本からの転校生が入学してきた。
彼らは、襄や八重に一向に心を開こうとせず、校内も不穏な雰囲気になっていく...... [続きを読む]
» 八重の桜 第37話「過激な転校生」 ~熊本バンドと悪妻・八重~ [坂の上のサインボード]
熊本バンドが登場しましたね。「バンド」とは、キリスト教を信仰し、その布教と教育活動をする結盟集団のこと。彼らは明治4年(1871年)に創設された熊本洋学校の出身者たちで、アメリカ人のリロイ・ランシング・ジェーンズという軍人講師から学び、洗礼を受けていました。熊本は以前から、横井小楠らの影響もあって西洋の知識を学ぶことには先進的な考えがありましたが、キリスト教にはまだまだ寛容ではありませんでした。
明治9年(1876年)、熊本洋学校の生徒35名が花岡山で集会を開き、キリスト教によって日本を導こ... [続きを読む]
» 全身全霊で神を愛することが第一であり、第二に汝を愛するように隣人を愛せでごぜえやす(綾瀬はるか) [キッドのブログinココログ]
ナザレのイエスは終焉の地、エルサレムにやってくる。 イエスを危険視するユダヤの律法学者たちは・・・彼を異端とする証拠を得ようと質問を行う。 名もなき律法学者が問う。 「教えを告げるものよ、神の授けし律法の戒めにおいて・・・もっとも重要なものとは何か」 イエスは答える。 「疑いつくし、問いつくし、考え... [続きを読む]
» 『八重の桜』第37回 [悠雅的生活]
過激な転校生 [続きを読む]
» 八重の桜 第37回 過激な転校生 [レベル999のgoo部屋]
『過激な転校生』
内容
結婚した八重(綾瀬はるか)と襄(オダギリジョー)
新居が出来るまで、山本家で暮らすことになる。
西洋人のような2人の暮らしぶりに、興味津々の佐久(風吹ジュン)たち。
お互いに“襄”“八重さん”と呼び合うなど、驚くことばかり。
八重も“共...... [続きを読む]
» 八重の桜 第36回「同志の誓い」、第37回「過激な転校生」 [昼寝の時間]
公式サイト 第36回「同志の誓い」 襄(オダギリジョー)の求婚を受け入れた八重( [続きを読む]
» NHK大河ドラマ「八重の桜」第37回「過激な転校生」 [真田のよもやま話]
いよいよ西南戦争前夜に入って来ましたねえ。でも今作的にはその前にやっとく事がありそうな感じの予告編、嵐の謎の過激な転校生がやって来る~~? [続きを読む]
» 八重の桜 第37回「過激な転校生」〜おのれのために他者を排除する者を私は断固として許さない [平成エンタメ研究所]
結婚した八重(綾瀬はるか)と襄(オダギリジョー)の初めての<共同作業>でしたね。
熊本バンドの転校で、自分の教師としての資質に悩む襄に八重は諭す。
「良いものは良いのです」
八重が考える襄の良い所とは、<人に対する無限のやさしさ><自分を愛するよう...... [続きを読む]
» 『八重の桜』第37回「過激な転校生」★新島鵺 vs 恩知らずの熊本バンド [世事熟視〜コソダチP]
『八重の桜』第37回「過激な転校生」
襄「旦那様はやめてジョーと呼んでください」
丹下段平か!
さらに襄(オダギリジョー)が八重(綾瀬はるか)の頬にチュッ。
佐久(風吹ジュン)、みね(三根梓)、時栄(谷村美月)がギョッ。
八重さんは目を大きくして「は・・ふふっ。」と少し照れ笑い。
綾瀬はるか、可愛らしい表情しますねぇ。
一方の襄は鼻につくほどの西洋かぶれ!
タカアンドトシがあそこに居たら絶対に「欧米か!!」とツッコミを入れるなぁ・・・。
周囲を気にすることな... [続きを読む]
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ショコラさん、会津に行かれたとか。丁度、会津戦争の季節ですね。スペンサー銃で見事命中、おめでとうございました。(^-^)v
今回は熊本バンド中心の回でしたが、何ともイヤミな餓鬼どもでしたね。新しい学問に対する彼らのひりひりしたような希求、これに対して当時の同志社の教育レベルが新島の能力も含め、かなり低かった実情を描かないと、天下の秀才達が単に我が儘な連中にしか見えません。いささか残念な扱いでありました。
逆にあれでは、八重の事を「鵺」と言う彼ら自体が、頭では西洋近代の知識を取り込みながら、半身は熊本の封建道徳にどっぷり浸かった鵺的な存在にしか見えませんですね。もうちょっと立体的に描いて欲しかったです。
新島夫妻が「八重さん」「ジョー」と呼び交わしていたのは本当のことのようです。先端的と言うか、今でもびっくりしますから、当時の人達は、さぞや驚いたことでしょう。
投稿: レッドバロン | 2013年9月22日 (日) 00時51分
>レッドバロンさんへ

かなり遅れて、レビューを書いたのに、早々に読んでいただき、コメントもありがとうございました♪
なのに、お返事、遅くなってしまってすみません(^^;)
丁度、会津戦争の季節ですか。
そういえば、そうですね(汗)
>今回は熊本バンド中心の回でしたが、何ともイヤミな餓鬼どもでしたね。新しい学問に対する彼らのひりひりしたような希求、これに対して当時の同志社の教育レベルが新島の能力も含め、かなり低かった実情を描かないと、天下の秀才達が単に我が儘な連中にしか見えません。いささか残念な扱いでありました。
ほんとイヤミな餓鬼どもに見えましたね(汗)
襄もデイヴィスも教師としてのレベルが低かったようですが、あそこまで我が儘だと、「だったらレベルに合った所に行けば」と思ってしまいます(^^;)
>逆にあれでは、八重の事を「鵺」と言う彼ら自体が、頭では西洋近代の知識を取り込みながら、半身は熊本の封建道徳にどっぷり浸かった鵺的な存在にしか見えませんですね。もうちょっと立体的に描いて欲しかったです。
そうですね。
彼らは西洋の高度な知識を取り込んでいながら、女に対しては熊本の封建道徳にどっぷり浸かった考え方のままで、まさしく彼らも精神的な鵺ですね(^^;)
>新島夫妻が「八重さん」「ジョー」と呼び交わしていたのは本当のことのようです。先端的と言うか、今でもびっくりしますから、当時の人達は、さぞや驚いたことでしょう。
確かに、「八重さん」「ジョー」と呼び合っていたようですが、西欧式なら「ヤエ」「ジョー」とどちらも呼び捨てにするのが普通でしょう。
でも、「八重さん」と呼び捨てにしなくて、尻に敷かれているようで、笑ってしまします(苦笑)
レディーファーストも実践していたようで、当時の人は驚いたでしょうね(^^)
投稿: ショコラ | 2013年9月23日 (月) 16時08分