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2014年7月 6日 (日)

【家族狩り】初回(第1話)感想と視聴率

「天童荒太原作の不朽の名作を大石静脚本、骨太なキャストで完全映像化」

初回視聴率は、10.5%(関東)でした。

早く始まったので、まだ、始まるのを知らない人も多かったかも?

裏の金曜ロードSHOW『もののけ姫』は、21.9%でした。

こちらは何度も放送したのに、視聴率、高いですね(汗)

前作『アリスの棘』初回は14.2%でしたので、ちょっと苦しいスタートとなってしまいました(汗)

次回、上がるか続落するか正念場だと思います。

 

思っていたほど、怖くなかったですが、でも、やはり切なくて、重いドラマでした(汗)

このドラマは、家族の意味を問いかける天童荒太氏の問題作を松雪泰子さん主演でドラマ化。

それにしても、登場人物、皆、どこかしら欠点があり、幸福な人はいないんですね(汗)

児童ケアセンターの児童心理司の氷崎游子(松雪泰子)は、父の介護と重い仕事に疲れていて、いつも攻撃的だし、酒乱の父のDVから助けた子供・駒田玲子にも感謝されず、嫌われるし・・・

高校の美術教師・浚介(伊藤淳史)は、結婚する気もないのに、同僚の清岡美歩(山口紗弥加)と付き合っていて、生徒の前で「私、産むから」と宣言されてしまい、ごまかすのに一苦労(汗)

もうすぐ40歳との事なので、この年だと生むのは当然だし、結婚も考える年ですね(^^;)

鈴木渓徳(北山宏光)の言った通り、結婚したくないなら、この位の年の女性と付き合うのはやばいです(^^;)

浚介は、女子生徒・芳沢亜衣の絵を褒めただけなのに、逆に、レイプされたと警察に言われてしまって、危うく逮捕されそうになりました。

芳沢亜衣が男をホテルに行ってグラスで頭を殴って怪我させて逃げ、通りかかった游子が偶然、彼女を助けて警察に同行。

芳沢亜衣は、浚介にレイプされたと言ったので、浚介は警察に呼ばれ、警察で游子と浚介は出会いました。そして、刑事の馬見原(遠藤憲一)にも・・・

不幸な人って、優しくしても必ずしもそれをいい方に受け取ってくれない場合もあるので、対応、難しいですね(汗)

それにしても担任ではなくても、できるだけ生徒の名前、覚えて欲しいものです(^^;)

 

浚介と交際中で、教師の美歩、学校で、それも生徒達の前で「私、産むから」と言って回るなんて、酷いですね(苦笑)

まるで逃げられないようにしているみたい(^^;)

勝手に代引きで商品買ってお金払わせるし、服は畳まないし、こんな人と結婚したら、大変でしょう(汗)

 

並列して、家族を息子が殺してその息子が自殺と思われる一家無理心中事件がいくつか続きました。

最後の事件現場は浚介の家の近くで、悲鳴のような物を浚介と美歩は聞きましたが・・・

美歩は猫の鳴き声じゃないかと言い、誰かが警察に電話するだろうと知らんぷり(汗)

面倒な事に巻き込まれたくないからだと思いますが、浚介、その前にその家の息子が薪割り用の斧を宅配で受け取ったのを知ってたのだから、せめて、匿名で警察に電話するとかして欲しかったです(汗)

2人、翌朝になってパトカーがその家・麻生家に来ているのを見て驚いて・・・

 

椎村栄作(平岡祐太)と捜査に行った馬見原は、麻生家の現場で今までと同じく甘い珍しいにおいを嗅ぎました。

両親がリビングで殺されて、その傍に斧があり、息子は自分の部屋のベッドにうつ伏せ、首をカッターナイフで切って自殺しているように見えました。

息子の死んでいる部屋に入ったら羽毛が沢山舞っていて・・・

馬見原「なんだ、この違和感は。

 酷い光景の筈なのに美しい。

 美しい・・・そんな馬鹿な」

そして、また、ひらがなだけで書かれた数行の書き置きがありました。

「あいをみました

ほんとうの かぞくのあいを みました

     たつや」

 

馬見原「これはやっぱりただの一家心中じゃねえな。

 誰かが家族を狩ってんだ」

椎村「かってる?」

馬見原「家族狩りだ」

 

同じ匂いが游子からして、まるで游子が犯人かも?という引きでしたが・・・(^^;)

きっとミスリードじゃないかな?(^^;)

原作未読なので、誰が犯人か、想像つかないです(汗)

もしかしたら、犯人、認知症の清太郎かな?とも思いましたが、原作では脳梗塞の後遺症があるとの事なので無理でしょう(^^;)

予告で、犯人らしい女性を見たと言ってたので、レイプされたと嘘をついた芳沢亜衣のような気もしますが、女性1人で複数惨殺は難しいのでは?(汗)

途中まで息子と共犯で、最後も暗示にかけて自殺させるのかな??

原作を知っている方、犯人を知っていてもコメントで教えないで下さいね(^^;)

 

Wikiによると、原作は単行本(オリジナル版)と文庫版はかなり内容が改訂されているそうです。

このドラマは文庫改訂版を原作としていますが、その他にも細かいいろいろな改訂を行っているようです。

大きな改訂は、游子の父の病気、原作では脳梗塞だそうですが、このドラマはアルツハイマー型認知症に変更されています。

確かに、認知症の方が介護が大変だし、今風かもしれません。

 

游子は、認知症の父・清太郎(井上真樹夫)と看病に疲れた母・民子(浅田美代子)の3人暮らしです。

民子はパチンコに嵌まっていて、初回、殆ど介護している様子が描かれなかったので、母が介護に疲れているのはよく分かりませんでした(汗)

たまたま、徘徊で行方不明になった清太郎と浚介が偶然出会って、仲良くなり、氷崎家に行きました。

その日は娘・游子の誕生日なので、清太郎は、浚介に同行されて、散髪屋に行き、スーツを借りて着替え、ケーキを買いました。

でも、どこの店もこの方には世話になったからと、お金を受け取らなかったとの事。

こういう病気になっても、近所の方々がちゃんと父への感謝を忘れずにいてくれているのが、嬉しくて温かかったです♪(^^)

游子が子供の頃、公園で母は游子に言いました。

民子「ねえ、游子。ここで遊んでいる子はだあれも知らないけど、この公園はお父さんが区長さんに何度も何度もお願いして近所の人を皆、説得して歩いて、やっとできた公園なのよ。

昔からこの町にいる人も新しくアパートに越してきた人も皆仲良くお話ができるようにって。

新聞に載ったりはしないけど、游子のお父さんは本当に立派な人なのよ」

 

子供に父の事をこうして褒めるって素晴らしい事だと思います♪

その尊敬の気持ちが36歳の今でも片隅に残っていて、介護の支えになっているのでしょう(^^)

 

娘は今、36歳の誕生日なのに、清太郎は8歳だと思って、蝋燭を8本立てようとしました。

民子「生きてるって残酷よ。

 ハッピーバースデイなんてよく言ったもんだわ」

 

介護は、毎日、休みなく続いて大変ですね(汗)

民子「生きれば生きるだけ、人生、辛くなんるんだ。あんたも覚悟しときな」

 

そういう人生は送りたくないです(汗)

でも、パチンコばかりしているようだった民子、結構、いい台詞多かったです♪

 

民子「私だってね、ホントはパチンコなんてやりたくないの。

 でもね、この家にいると辛いから逃げ出したくなるから、パチンコやりに行くんです。

 娘もそう。この家にいると辛いから、もっと辛い仕事に逃げてます」

清太郎「我々、公僕は逃げてはいかんのだ!」

民子「この人もね、人さまに尽くすためだけに生まれてきたような清廉で立派な人でね。

 区役所で昼夜なく休みも取らずに人さまの世話をやいてね・・・」

最後は、「こんな人生の末路なんてあっていいのかしらね」・・・との事でしたが、最近、認知症の人は多いので、そういう人生の末路の人、多いと思います。

それでも商店街の人達に温かく接して貰えてるだけでも良かったと思います。

事件の犯人も気になりますが、登場人物、不幸な人が多いので、なるべく多くの人に幸福になってほしいです。

そして、最後には、游子も誰か優しい人と結婚し、氷崎家にも幸福が訪れ、「生きれば生きるだけ辛くなる」という民子の考え方が変わりますように☆

 

【第1話あらすじ】 (Yahooテレビより)

児童ケアセンターの児童心理司・氷崎游子(松雪泰子)は、アルツハイマー型認知症の父・清太郎(井上真樹夫)と、看病に疲れた母・民子(浅田美代子)の3人暮らし。ある日、游子は酒乱の駒田(岡田浩暉)に虐待されている娘・玲子(信太真妃)を保護する。一方、高校の美術教師・浚介(伊藤淳史)は、同僚で交際中の美歩(山口紗弥加)から妊娠を告げられる。ある日、警視庁捜査一課の馬見原(遠藤憲一)は、少年が両親を殺害して自殺を図ったとされる現場で、それが無理心中ではなく一家皆殺し事件だとにらむ。

 

【原作】 天童荒太「家族狩り 第一部〜第五部」(新潮文庫)

【脚本】 大石静、泉澤陽子

【主題歌】 Shout/androp

 

 

<主要人物>

氷崎 游子(35-36) - 松雪泰子(幼少期:住田萌乃)

巣藤 浚介(31) - 伊藤淳史

氷崎 民子(58) - 浅田美代子

氷崎 清太郎(71) - 井上真樹夫

清岡 美歩(38) - 山口紗弥加

鈴木 渓徳 - 北山宏光

山賀 葉子 - 財前直見

冬島 綾女 - 水野美紀

椎村 栄作 - 平岡祐太

石倉(馬見原) 真弓 - 篠田麻里子

馬見原 佐和子 - 秋山菜津子

馬見原 光毅 - 遠藤憲一

 

公式HP・人物相関図

 

夏ドラマ紹介一覧表(2014年7~9月期)

 


新潮文庫 家族狩り 第1部【1000円以上送料無料】幻世(まぼろよ)の祈り/天童荒太

 

 

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