【チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像】感想と視聴率
この映画の視聴率は、9.6%(関東)でした。ようやく分かりました(汗)(4/15(水)追記)
昨日、夫の勤務先では、雪が降ったそうですが、こちらは雨でした(^^)
今日は晴れですが、意外と寒いです。
これは、4/7(火)放送の「チーム・バチスタ」シリーズの完結編の映画です。
白鳥が医者を辞めた理由が、FINALで、ようやく登場しましたね(^^)
以前のシリーズの安楽死事件の関係者の桜宮すみれ先生(栗山千明)も登場♪
前シリーズと繋がりも持たせ、彼女が犯人かもというミスリード、良かったです(^^)
東城医大が舞台で、ジェネラル・ルージュの速水先生(西島秀俊)もキャンディーを舐めて登場♪
懐かしかったです♪(^^)
水で殺すなんて意外性があって、FINALとして、相応しい作品だったと思います♪(^^)
【監督】 星野和成
【原作】 海堂尊「ケルベロスの肖像」(宝島社刊)
【脚本】 後藤法子
【あらすじ】 (Yahooテレビより)
人の好い心療内科医・田口(伊藤淳史)と厚労省の変人官僚・白鳥(仲村トオル)は、死因究明の一大改革となる国際Aiセンター発足に向け、準備を進めていた。目玉として導入されるのは、顕微鏡レベルの解像度を誇るという巨大MRI“リヴァイアサン"。 晴れやかなパレードの日、田口は、医療ジャーナリストの別宮葉子(桐谷美玲)に突然話しかけられる一方、失踪していたはずの桜宮すみれ(栗山千明)の姿を見つける。白鳥によって安楽死を暴かれ焼失した碧翠院の生き残りであるすみれを見て、胸騒ぎを覚える田口。 その直後、白鳥のもとに厚労省官僚を含む9人が密室で謎の死をとげるという前代未聞の事件の知らせが届く。ただ一人の生存者はジェネラル・ルージュこと速水(西島秀俊)率いる救命チームのもとに搬送され、和泉(加藤あい)や滝沢(松坂桃李)らが処置にあたるが、10人が狙われた理由も9人の死因も特定できない。そんな中、Aiの世界的権威である東堂(生瀬勝久)は、リヴァイアサンで死因を解明しようと画策する。 Aiセンター発足まであと4日。焦るバチスタコンビに、「三の月、東城医大とケルベロスの塔を破壊する」と書かれた脅迫状が届く。ケルベロスとは、ギリシア神話に登場する、冥界の番犬。すなわち“ケルベロスの塔"は、“死への入り口"であるAiセンター。いったい誰が、何のために?バチスタ史上最高難度のミステリーが、幕を開ける…。
【ネタバレあらすじ】
ここからはネタバレなので、映画をまだ見てない人は見ない方がいいかも?
今回は、主に2つの事件が発生。
中心の殺人事件は、厚労省官僚を含む10人が密室に閉じ込められ、その内9人が死亡。
1人だけ生き残り、意識不明の重体。東城医大の内科医・榊陽一(二階堂智)でした。
遺体を解剖しても、薬物は出ず、不審な点はなく、ただの事故死か殺人か分かりませんでした。
丁度、国際Aiセンター発足に向け、準備を進めていたので、世界に3台しかない9テスラのMRI・リヴァイアサンを使って遺体を解析。
「重水」を使った殺人と分かりました。
「重水」なんて初めて聞きました(汗)
重水とは、普通の水、いわゆる軽水より比重の重い水の事。中性子の減速効果に優れているので原子炉などに使われる。少し飲んだだけでは体に大した影響はないけれど、大量に摂取すると・・・
マウスの実験では、体内に30%以上の重水が入ると神経が麻痺して死に至るという報告がある。
誰かがあの地下室のペットボトルの水の中身を重水に替えた上で、ブレーカーを落としてエレベーターを止めた。外部との連絡手段を断たれた中で、その水を飲み続けた被害者達の体内は大量の重水で満たされて行った。その結果、神経が麻痺して死に至った。
結局、医療ジャーナリストの別宮葉子(桐谷美玲)が犯人でした。
私は、意識を取り戻した榊さんが20代位の女性にエレベーターに案内されたと言った時から、彼女が怪しいと思いました(^^)
亡くなった人達は、15年前に認可された「ケルトミン」という薬の認可に関わった人達でした。
ナカハタ製薬の前身、丸元製薬の開発したケルトミンは、リウマチや癌の慢性疼痛を緩和する特効薬として、15年前に認可されている。多くの人達には待ちになった特効薬でしたが、ごく希に中枢神経に入り込んで四肢麻痺や呼吸障害という副作用を起こしました。
ただ、それが分かったのが認可されてから5年後だったので、被害者が沢山出ました(本当は副作用、分かっていたが、隠していた)
葉子の母もその被害者で、榊からその薬を処方されたのに、その後、副作用で体が不自由になってから、たまたま外で会った時、顔も覚えていなかったので、憎しみが湧き、彼も復讐リストに加えました。
でも、彼は5年ほど前から顔を覚えられない病気になっていて、そのためで、本当は自分が使った薬で被害が出ていないか心を痛めていたのでした。
彼だけでも助かって良かったですね♪
最近の病院はコンピューターで管理されているので、病院のシステムにウィルスを送り、電子カルテを改ざん。あちこちで薬や点滴の投与ミスとか起こり、具合の悪くなる人が現れ、榊も具合が悪くなり、緊急手術になりました。
丁度、手術をやる位の時間に東城医大の全システムがダウン。
滝沢(松坂桃李)が彼の執刀医をする事になりましたが、白鳥が駆けつけ、彼に手術をさせるなと。
彼の父もケルトミンの副作用で亡くなっていたのが分かり、彼も共犯者でこの手術で殺そうとしているのだろうと、白鳥が言いました。
でも、滝沢は「僕だって医者です。苦しんでる患者の前にいい薬が出たら、多少のリスクがあっても使う。助けたいから」
と彼は榊を恨んでいませんでした。
速水は「俺のチームに人を殺すような人間は一人もいない」と、彼を信じて、執刀医を任せました。
自分の親も被害に遭っていたのに、恨んでいなかった滝沢、素晴らしかったです(^^)
速水も自分のスタッフを信じて、素晴らしいです♪
電子システムが使えない中、無事、手術は成功♪
それにしても、有名医大のシステムをダウンさせるとは、葉子ってすごいですね(^^;)
重水を使って、医学的知識があるだけでなく、PCの知識も抜群という事で・・・
医療ジャーナリストとしての仕事と母の介護もした上で、その上で、この知識、よく覚えられましたね(^^;)
彼らはまた同じように、副作用のデータを隠して、新薬を認可させようとしていたので、この殺害を実行して、世間に公表し、自分も自殺しようとしました。
でも自殺を田口と白鳥が止めました。
同じ頃、国際Aiセンターの開所式が開かれていましたが・・・
数日前、「三の月、東城医大とケルベロスの塔を破壊する」と書かれた脅迫状が届き、開所を遅らせるよう白鳥は言いましたが、東堂(生瀬勝久)は、脅迫に屈せず、予定通り、敢行。
すみれが会場に現れ、このCT画像に過去の犯罪の証拠が残っていると分析を依頼。
脅迫状を出したのは、すみれでした。
すみれは家族を失い、白鳥とAiを憎んでいました(汗)
東堂は、そのCT画像を皆の前で、見ました。
それは映画の冒頭で写った遺体の骨に医療用の鉗子・ペアンがあった人のCT画像でした。
バリウムで腸内が真っ白で、その中にペアンがありました。
30年前、ここ東城医大で大腸切除を受け、その時に忘れられた。
でも、その時に気づかず、20年前にバリウムで腸閉塞を起こして、緊急オペを受け、当時の執刀医たちはペアンに気づいた筈なのに、除去せず、患者にも家族にも何も言わなかった。
白鳥は、研修医として、その手術を見学していたが、何も言わず、その後、厚労省の役人になった。
それで白鳥を責めるとは(汗)
その直後に医者を辞めたという事は、この病院の対応が不満だったのだろうと類推できるのに、それで白鳥を責めるのは的外れだと思います(汗)
東城医大の上層部を責めてほしいものです。
結局、東堂の分析だと、CT画像をアップにしてみると、10年の内に癒着が進み、ペアンの周りが腸間膜や血管でグルグル巻きになっているので、これを無理に取ろうとすると、癒着した腸間膜や血管等も取る事になり、死に至る可能性もあったかもしれない。特に痛み等がなければ、取らずに置いた処置は間違いではなかったと、東堂の結論。
それでも、白鳥は遺族の前に行き、告知しなかった事を謝りました。
遺族もそれで気が済んだようです(^^)
白鳥が医者を辞めた理由が、FINALで、ようやく登場しましたね(^^)
「どれだけ現場で必死に頑張っても限界はある。ミスは起きる。
だから、現場と患者の両方を支える側に回ってやろうと思った」
なるほどね(^^)
白鳥さんはそういう信念の元、いい官僚でしたが、彼の唯一の味方だったという上司は、ナカハタ製薬と癒着していて、新薬の治験の副作用データを隠して、認可をさせ、嫌な役人でした(汗)
結局、ペアンの件は、今回の63歳男性の死に直接関わっていなかったのかな?
ペアン、長さは11cmから18.5cmまであるそうなのに、胃ならまだしも大腸は細いのに、痛みがなかったとは不思議です(汗)
それに大腸ならペアンと一緒に数センチ切り取っても大丈夫では??
こちらの件については、ちょっと??でした(^^;)
ただ、白鳥さんがなぜ医者を辞めたのかという、このシリーズの大きな謎が解けて良かったです♪
その後、こちらもPCウィルスを送られ、リヴァイアサンが故障してしまって、 国際Aiセンターは開けなくなってしまいました(汗)
残念でした。
でも、そんな立派なAiがなくても、各地でCTによるAiはこれから進んでいくだろうとの事。
「チーム・バチスタ」シリーズが、これで終わってしまったのも残念です。
日本は監察医が少ないので、現実でもAiが普及してくれればいいと思います。
そうすれば、事故死や病死で済まされていた死も殺人事件となる場合も結構あるかも?
そういう意味で、問題を投げかけてくれたシリーズだったと思います。
医療サスペンスの先駆けでもあったと思います。
水で殺すなんて、FINALとして相応しく良かったと思います♪(^^)
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» チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像(4.7) [まっつーのTV観覧日誌(*´д`*)]
2014年公開作品
東城医大がAiセンターの完成を前に盛り上がっている頃、
白鳥@仲村トオルの上司の自宅地下室で
その上司と複数の医療関係者が不審な死を遂げる事件が発生、
田口@伊藤淳史は白鳥と共に事件の調査に乗り出す。
やがて亡くなった医療関係者たちは副作用が問題となった薬の認可に
関わっていたことがわかる・・・。
TV版チーム・バチスタシリーズの最終作として映画公開された作品
例によって、医療問題を絡めた事件ものに仕上がっていたけど、
どこか物足りなかったな
事件関係者や容疑者らしき人物があま... [続きを読む]
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